鹿児島・出水 冬の使者、1万羽のツル 舞い降りる 2007.12.07

鹿児島県出水(いずみ)市は、荒崎など約245haが「鹿児島県のツルおよびその渡来地」として国の特別天然記念物に指定され、、ナベヅルやマナヅルなどおよそ1万羽のツルが飛来する越冬地として知られている(残したい日本の音風景百選)。今年は、10/13に第1陣のナベヅル11羽が初飛来し、11/24の調査では、荒崎、出水干拓東工区合わせて5種1万2039羽が確認された。平成4年および平成9年からは連続11年、1万羽を超えたことになる。ここのところ、朝は10度以下に冷え込み、今のところ例年より多目のペースだ。渡来のピークは、だいたい12月末〜1月。2月になると北帰行も始まる。ツルは朝の6:00〜6:30頃、日の出前後にねぐらを飛びたち、日中は家族単位で行動、夕方また戻ってくるパターンだ。保護区が見渡せる「出水市ツル観察センター」の2階は、双眼鏡や望遠鏡があり、ガイドの説明を受けることもできるので、こちらに立ち寄るとよいだろう。通常は7:10頃給餌を行なっている。元旦には、出水市ツル観察センターも早朝開館するため、飛立つツルと初日の出を拝めるかもしれない。なお、市内には、通年開館の「ツル博物館クレインパークいずみ」もあり、今の時季は、ツル観察センター周辺を牛車で巡ったり、観光農園ではミカン狩りを楽しむこともできる。

開 
   出水市ツル観察センター 11/1〜3/23(3月第4日曜) 9:00〜17:00
休 
料 
備 11〜2月の土・日曜・祝日 牛車ツル観察センター遊覧コース
   11/10〜2/24 出水の鳥展 ツル博物館クレインパークいずみ
   1/1 元旦早朝開館 出水市ツル観察センター
   2/10 出水ツルマラソン大会
交 JR出水駅から車で20分
駐 無料200台(出水市ツル観察センター) 
所 鹿児島県出水市
問 0996-63-2111 出水市役所 http://www.city.izumi.kagoshima.jp/
   0996-85-5151 出水市ツル観察センター
   0996-63-8915 ツル博物館クレインパークいずみ