大分・九重“夢”大吊橋　壮観　紅葉の九酔渓と震動の滝　2007.11.08

大分県九重町は、くじゅう連山を望む高原と温泉の町。やまなみハイウェイが町を縦貫している。くじゅうの山々からの流れを集めた玖珠川の支流鳴子川には、標高およそ600m付近に断崖絶壁が2kmにわたって続く、九酔渓（きゅうすいけい）がある。紅葉の見所として知られる九酔渓の上部、標高777mに架かる吊り橋が、九重 “夢” 大吊橋だ。平成18年10/30に開業した高さ173m、長さ390mの橋は、人が歩くための吊り橋としては日本一のスケール。橋の上からは、渓谷を眼下に360度のパノラマ風景が広がり、落差83mの震動の滝雄滝（日本の滝百選）も眺められる。ここのところの冷えこみで、紅葉は色づきが進み、今週末ないし来週に見頃を迎え、来週中は見頃が続く見込みだ。開業から1年ですでに約230万人が大吊り橋を訪れている。今週末から来週は渋滞を覚悟する必要があるだろう。なお、周辺の町田バーネット牧場では、11/10・17・18には、ヘリコプターの遊覧飛行も行なう予定だ。紅葉の渓谷、吊り橋、名瀑と三拍子揃ったダイナミックな立体景観を空から楽しめそうだ。

大分県玖珠郡九重町