鹿児島・霧島 ススキの穂が揺れる 中岳自然探勝路 2007.10.05

鹿児島県霧島市は、平成17年に7つの市町の合併により誕生した。宮崎県との境には、日本百名山にも数えられる霧島連山がそびえている。中岳の南面山腹一帯は、初夏には色鮮やかなミヤマキリシマの群落で知られているが、秋には風になびくススキが見られる場所だ。ススキの穂は開き始め、そろそろ見頃に近づいてきた。高千穂河原ビジターセンターから徒歩20分程の中岳自然探勝路つつじコースでは、晴れれば、中岳、御鉢、高千穂峰や錦江湾、桜島の展望も広がるので、ススキとともに壮大な眺めも楽しみたい。他に中岳周辺では、可憐なダイモンジソウや、アキノキリンソウ、キリシマリンドウ、ヤマラッキョウなどが開花、秋の深まりとともにシカの鳴き声も聞こえてくるようになった。高千穂河原周辺の”自然うつろい暦”と比べると、今はほぼ暦どおりと言えるだろう。なお、中岳は霧島山縦走コースの経路だが、縦走する場合には、標高の一番高い韓国岳(標高1700m)のある、えびの高原側から始め、高千穂河原へと降りてくるのが一般的だ。

開 
休 
料 
交 鹿児島空港ICから車で40分
   JR霧島神宮駅からは霧島連山周遊バスで37分、高千穂河原下車徒歩20分 (ただしバス運行は土・日曜のみ、祝日も運行なし)
駐 高千穂河原 約300台(410円)
所 鹿児島県霧島市
問 0995-57-2505 高千穂河原ビジターセンター http://www4.synapse.ne.jp/visitor/
   自然公園財団 http://www.bes.or.jp/