熊本・阿蘇　波野高原　700万本純白の花咲く　そばの里　2007.09.07

熊本県阿蘇市、旧波野村にあたる波野高原地区は阿蘇外輪山東側にあたり、240年の伝統を持つ神楽の里として知られている。一方、高原では各所合わせて約100haでソバを栽培、標高およそ800m、波野駅北側では約6haに700万本のソバが見られる。阿蘇の山々を背景に一面に広がるソバ畑では、真っ白い清楚な花がそろそろ見頃に近づき、今週末からそばまつりが行なわれる頃まで見頃が続く見込みだ。まつりでは国の無形民俗文化財にも指定されている中江岩戸神楽も行なわれるので、こちらも楽しみにしたい。市内では、4〜11月にかけて、中江岩戸神楽の定期公演日があり、「道の駅　波野」では10月第一土･日曜に神楽フェスティバル、11月には新そばまつりを開催する予定だ。神楽資料館を併設した道の駅では、波野産100％の蕎麦や、そばコロッケ、そば豆腐、そばソフトクリームなどを味わえる他、そば打ち体験（要予約）もできる。なお、周辺のユニークな見所としては、広域基幹林道沿いに、珍しい屋根付きで木組みがリズミカルな阿蘇望（あそぼう）橋もある。

熊本県阿蘇市