滋賀・日野ダリア園　色あでやかに咲き乱れる　花の郷　2007.09.01

滋賀県日野町と言えば、春に咲く2万本もの鎌掛谷ホンシャクナゲ群落（国の天然記念物）で知られている町だが、初夏から秋にかけては、日野ダリア園で色合いも艶やかにダリアが開花する。2002年にオープンした「花の郷・日野ダリア園」は、町内出身者で還暦を迎えた有志が地域の恩恵に感謝し、郷づくりの一端を担えればとボランティアで始めた施設。約1万平方mの休耕田に100種1万本のダリアが植えられている。赤、白、黄、ピンク、オレンジから、混色、縁取りのあるものなど様々な色あいや花姿を持つダリアは見頃を迎え、これから最盛期へと向かい、開園期間中は開花が続きそうだ。ただし、今年は猛暑の影響もあり、巨大輪の開花は遅れ気味、こちらは9月なかば頃に開花が進む見込みだ。藤の寺として親しまれている正法寺の門前に広がるダリア園では、いつの季節に訪れても楽しんでもらえるように、ハウスイチゴの栽培（いちご狩り）や、ツツジ、アジサイ、ムクゲなどの植栽、さらに来年に向けては、ボタン、シャクヤクも見られるようにと造成工事が行なわれている。なお、町内の花の見所「滋賀農業公園　ブルーメの丘」では、キバナコスモスが満開、センセーションは9月後半から10月にかけて楽しめそうだ。

滋賀県蒲生郡日野町