宮崎・南郷　ジャカランダの森彩る　南米原産　青紫の花　2007.06.09

宮崎県南郷町は、日南海岸国定公園の一画をなし、日本一のカツオ漁獲量を誇る町。温暖な気候を生かしたハウス栽培で、みかんをはじめ、”太陽のタマゴ”マンゴーやスターフルーツなどトロピカルフルーツの栽培も盛んだ。日向灘を望む国道448号沿いには「道の駅なんごう」があり、近隣には宮崎県総合農業試験場の亜熱帯作物支場、有用植物園もある。園内の「ジャカランダの森」では、南米原産の美しい青紫色の花がほぼ満開となり、道の駅ではジャカランダまつりも行なわれている。ジャカランダは世界三大花木のひとつ。ノウゼンカズラ科の植物で、海外では街路樹などにも使われ、成長すれば10mを越える大木となる。ラッパ状の花がまとまって咲くことから、桐擬き（キリモドキ）、紫雲木、またハワイの日系人の間では日本の桜を偲んでハワイ桜、紫の桜などとも呼ばれている。有用植物園内には、30年程前に植栽されたものも含め、大小200本程のジャカランダがあり、異国の花風景を広げている。開花期は例年3週間程、今年は5/26頃から開花しているので、なるべくお早めに。

宮崎県南那珂郡南郷町