長野・飯綱　高原の林内に　爽やかなニリンソウのお花畑　2007.05.11

長野県北部に位置する飯綱町は、平成17年に牟礼村と三水村の合併により生まれた町。春に咲く花の見所が多く、4月の矢筒山のカタクリに始まり、むれ水芭蕉園の41万株のミズバショウや10万株のリュウキンカ、丹霞郷のモモなどが次々に開花する。現在、町内では、ほんのり紅さすリンゴの花がちょうど満開を迎えている。さらに、飯綱東高原の「いいづなリゾートスキー場」入口付近、標高およそ900mには、1.6haに6万株のニリンソウ園があり、つつましやかに咲くニリンソウも満開だ。名前の通り二輪並んで咲く花姿は、仲良しの姉妹のようにも見える。開花はまだ続くものの、これから下草もぐんぐん伸びる時季なので、お早めに。なお、県道をはさんだ水芭蕉園のミズバショウは、すでに葉が大きく育ち、リュウキンカもピークが過ぎてきた。また、ニリンソウ園から車で数分の霊仙寺湖畔には、「むれ温泉天狗の館」があり、露天風呂からは、晴れれば北信五岳の飯縄山（飯綱山）、黒姫山、妙高山や霊仙寺湖などが望める。高原はカラマツの芽ぶきも始まり、すがすがしい新緑のシーズンとなっていくところだ。

長野県上水内郡飯綱町