愛媛・西予　宇和のれんげ畑　のどかな山あいに花の絨毯　2007.04.20

愛媛県西予市は、平成16年に5つの町が合併して誕生した市。旧宇和町は、標高数百mの山々に囲まれた盆地で、名水百選の観音水や、四国88ヶ所巡礼43番札所の明石寺があり、のどかな田園地帯が続く、米作りの盛んな地域だ。春になると、JR伊予石城駅周辺の休耕田では、ピンクの愛らしいレンゲの花が一面に咲き、花の絨毯を広げる。恒例のビッグイベント「宇和れんげまつり」の会場だ。会場全体は約10ha、そのうち花畑は5ha程、花はそろそろ見頃となり、4/29のまつり当日まで楽しめそうだ。まつりでは、もち米10俵600kgの入る大臼が登場、7mのキネを使い、来場者も参加して豪快な餅つきが行なわれる他、どろんこサッカー大会、ヘリコプター遊覧、闘牛や小動物とのふれあいコーナーなど、賑やかな催し物が予定されている。まつりが終わると、一帯には静けさが戻り、レンゲの花はどんどん鋤きこまれていくので、お早めに。なお、周辺の宇和米博物館（旧宇和町小学校移築）は、木造校舎では日本一長い廊下（109m）があり、ユニークな雑巾掛けのタイムトライアルレースでも知られている場所だ。

愛媛県西予市