佐賀・唐津　樹齢400年の切木の牡丹と　ぼたんと緑の丘　2007.04.13

佐賀県唐津市は、2007年3月に”美しい日本の歴史的風土100選”に選ばれた城下町。「唐津城」や、日本三大松原のひとつ「虹の松原」、石積みの残る「蕨野の棚田」など歴史的な見所を有する。花の見所では、唐津城や鏡山の桜に続いて、切木（きりご）地区のボタンが挙げられる。県の天然記念物、出直登さん宅の「切木のボタン」は樹齢約400年、もとは1株のボタンであったと伝えられるが、今では40株程に分かれ、約6m四方に広がっている。直径25cm程のピンクの花は、合わせておよそ500輪にもなる。ちょうどボタンは最盛期を迎えているが、本日の雨の影響が気がかりだ。一方、「ぼたんと緑の丘」には、8.7haの敷地に、赤、白、ピンク、黄、紫など109種5000株のボタンと30種3万本のシャクヤクを植栽。こちらのボタンは、4/18〜4/22頃に見頃の見込みだ。赤と白のしぼりが艶やかな”島錦”も数株開花している。5月に入れば、シャクヤクの開花も進んでくるだろう。また、市内の志気（しげ）地区には、樹齢約200年余りと言われる「志気の大しゃくなげ」があり、こちらも満開を迎えている。4月下旬になれば、舞鶴公園にある樹齢100年余りのフジの開花も進むだろう。

佐賀県唐津市