埼玉・長瀞　岩畳周辺の雪柳　枝いっぱいに純白の花　2007.03.23

埼玉県長瀞町は、岩畳をはじめとする結晶片岩帯が天然記念物として有名だが、花の見所の多い町としても知られている。早春のロウバイやウメの後に続くのは、愛らしいユキヤナギの花。岩畳周辺など荒川流域に自生し、細い枝いっぱいに真っ白な花をつけるユキヤナギは、ちょうど満開を迎えている。ピークは今度の週末までだが、風雨がなければ3月末まで楽しめそうだ。春風が心地いい日には、遊覧船から岩陰に咲く純白の花を眺めるのもよいだろう。（長瀞ライン下りは現在、渇水のため運航していない。）一方、町内の「長瀞かたくりの郷」には、3haに30万株のカタクリがあり、こちらは100輪程開花が始まり、見頃は天候にもよるが来週以降になりそうだ。さらに岩根神社の1000株のミツバツツジ、法善寺のシダレザクラ、「桜のトンネル」、「通り抜けの桜」などもあり、しばらくは長瀞町の花情報に注目していきたい。なお、長瀞周辺の川遊びとしては、カヤックやラフティングツアーもそろそろシーズンとなるが、こちらも荒川の水量如何だ。

埼玉県秩父郡長瀞町