滋賀・湖北 田園地帯に早春の彩り 川沿いの山茱萸並木 2007.03.10

滋賀県湖北町は、東に伊吹山地を望み、小谷山には、戦国の武将浅井長政の居城、小谷城の城跡が残る。西には琵琶湖が広がり、ラムサール条約の登録湿地は、水鳥の楽園として知られている。竹生島(ちくぶしま)のシルエットも浮かぶ琵琶湖の夕景は「日本の夕陽百選」にも挙げられている町だ。今の時季は、田園地帯を流れる丁野木(ちょうのぎ)川の川沿いで、春を告げる黄色いサンシュユの花が開花を始めている。サンシュユは、”春黄金花”、”秋珊瑚”の別名を持つミズキ科の植物。葉を出す前の枝に、びっしりと小さな黄色の花をつける姿や、秋には実が真っ赤に色づく様がその由来となっている。並木の花は2、3分咲き、1週間後には見頃に近づき、早春ならではの花の風情を楽しめそうだ。歴史や自然の見所のある町には、自然観察道が整備され、レンタサイクルも利用できるので、これからの季節は活用していきたい。なお、琵琶湖周辺のコハクチョウは今年は暖冬の影響か、北帰行が早くすでに終了したようだ。

開 
休 
料 
交 JR河毛駅から湖北町コミュニティバスで10分大光寺下車、徒歩では30分
   長浜・木之本ICからは、それぞれ車で20分
駐 周辺特になし
所 滋賀県東浅井郡湖北町
問 0749-78-8305 湖北町役場 http://www.town.kohoku.shiga.jp/
   0749-79-1289 湖北野鳥センター
   琵琶湖水鳥・湿地センター http://www.biwa.ne.jp/~nio/