山形・高畠　雪国で花ひらく　まほろば冬咲きぼたんまつり　2007.02.02

山形県高畠町は、県の南東部に位置し、ラ・フランスやデラウェアなど果物の生産が盛んで、有機農業や低農薬の農業を推進している町。「泣いた赤おに」で有名な童話作家、浜田広介の出身地であり、「山々に囲まれ、実り豊かな住みよい所」の意味を持つ”まほろば”を町のキーワードに様々な活動も行なわれている所だ。雪にすっぽり包まれる高畠の冬の風物詩が、今年6年目の「まほろば冬咲きぼたんまつり」。前の晩から雪が降り積もり、2/2には、真っ白に雪化粧した町内での開幕となった。雪国らしく、藁で守られた中に赤、白、ピンク、紫や絞りのあるボタンなど、あでやかな花が開花、期間中各所合わせて約70品種の冬ボタンが見られる。今年は雪不足で”かまくら”の中に咲く花が見られないのは残念だが、夜に”こも”の中に浮かびあがる花灯りは幻想的だ。なお、主会場となる高畠町太陽館は、内部に駅や温泉、観光案内所などを備えた総合施設。まつり期間中には、温泉は日替わり風呂となり、お茶、紅花、しょうが、ミックスハーブ、よもぎ、ゆず風呂が登場する。寒い夜の花見を楽しんだ後に、温泉で寛ぐのもよいだろう。2/4には太陽館でスノーフェスタも開催される。

山形県東置賜郡高畠町