静岡・静峰園 富士山や南アルプスを借景とする 椿の里 2007.01.26

静岡県静岡市、日本平パークウェイ入り口の近辺に、およそ6000平方mに500余種のツバキが植えられた「静峰園 椿の里」がある。富士山や南アルプス、静岡市街を望む園内では、早咲きのツバキがつつましやかに開花を始めた。一重の小ぶりのツバキを中心に全体では3分咲き、2月に入ると華やかな大振りや八重も開花し、2月なかばから3月にかけて最も花数が多くなりそうだ。今年は暖かいため開花が早く、現在、筒咲きの”白侘助”、赤と白に染められた”胡蝶侘助”、紅色に白のやさしい縁取りが印象的な”玉の浦”などが咲いている。さらに、雪囲いに守られた冬ボタンの花も30株程あり、こちらは2月まで見頃が続きそうだ。中国の珍しい黄花の”金花茶”、ベトナムのぽっちゃりした”ハイドゥーン”、3月中旬には直径15〜20cmにもなる濃いピンクの牡丹咲き”唐椿”などのツバキも順次開花する見込みだ。名札を見ながら、お気に入りの花を探してみたい。園内には樹齢200年、300年の盆栽もあり、しっとりとした日本的な風情の中でひとときをと、茶室や食事処も作り、園内整備も続けられている。

開 1/14〜4/10 8:30〜16:30
休 期間中無休(ただし大雨など荒天の場合、臨時休あり)
料 大人700円 こども300円
交 JR静岡駅からバスで30分、池田山団地下車、徒歩5分
駐 無料 約30台
所 静岡県静岡市
問 054-262-1228 静峰園 椿の里 http://seihoen.star-club.ne.jp/