千葉・南房総　新春の　とみやま水仙遊歩道と 富楽里　2007.01.01

千葉県南房総市の旧富山町地区は、滝沢馬琴作「南総里見八犬伝」ゆかりの土地。八犬伝の舞台、富山（標高350m）の西側には、富津館山道路が走り、有料・一般道からも利用できる施設「ハイウェイオアシス富楽里」、「道の駅　富楽里とみやま」がある。一帯では、スイセンの栽培が盛んで、富楽里近辺には、山の斜面3.5kmに「とみやま水仙遊歩道」が作られ、1時間程のウォーキングが楽しめる。沿道には、合わせて3haの花畑があり、早春の香りとともにニホンスイセンが咲き始めた。年末の低気圧直撃で、一時花が傷んだり倒れてしまったが、回復のきざしが見え5分咲き程度となり、お正月明けには見頃を迎える見込みだ。富楽里では、開花情報の問い合わせに応じ、マップも用意しているので、確認してから訪れたい。また、館内では切花のスイセンを販売、今の時期は、富楽里周辺では食用の菜花摘みも可能だ。年間を通しては、そば打ちや太巻き寿司の体験予約も受け付けている。さらに「南房総ふるさと生活塾」をたちあげ、観光旅行とはひと味違う田舎での体験プログラムを組み、塾生を募集するなど、訪れる人と地域との交流に積極的な「道の駅」だ。

千葉県南房総市