東京・明治神宮外苑　樹齢約100年　都会を彩る銀杏並木　2006.11.30

東京都港区の明治神宮外苑には、ドラマやCMなどにもしばしば登場する、有名なイチョウ並木がある。大理石や花崗岩を用いた重厚な絵画館を正面に望み、青山通り口から外苑中央広場円周道路に至る300mに、樹齢およそ100年のイチョウ146本が整然と4列を組む、デートスポットとしても知られている場所だ。春の芽ぶきに始まり、夏の緑、そして秋には黄金色の木々が街に映える。イチョウ並木は内側2列から色づきが進み、全体では6、7割となり、今週末が見頃となりそうだ。イチョウは、樹形を整えるため数年に一度剪定を行うが、今年は前回の刈込みから5年が経ち、樹木全体にボリュームがあり、見応えのある景観となっている。12/3まで「神宮外苑　いちょう祭り」を開催、週末には大道芸も行なわれる。イチョウは黄葉ばかりでなく、風に舞う様や、落ち葉の絨毯も魅力的だ。祭りが終わっても、毎週日曜日や祝日には並木道は歩行者天国となり、車道内を歩けるので、都会の中にあっても季節の移ろいを感じとりたい。

東京都港区