長野・中川　中央アルプスの眺めと　赤そば花まつり　2006.09.28

長野県中川村は、伊那地方にあり、屈曲蛇行する天竜川が北から南へと流れている。西に中央アルプス、東に南アルプスの峰々を望む山間地だ。天竜川の西側は、河岸段丘を利用して、リンゴ、ナシ、ウメなどの果実栽培が行なわれ、今の季節、伊那田島駅周辺ではブドウ狩りがシーズンとなっている。一方、駅付近には、遊休荒廃地の活性化をめざし、養蜂用として赤ソバの”高嶺ルビー”を栽培した花畑が約2haあり、こちらはちょうど見頃を迎えている。雄大な中央アルプスを背に、一面に広がる愛らしいピンクの花は、これから次第に色合いを増し10月上旬までが最盛期、霜が降りる前10月なかばまで楽しめるだろう。10/15までは、近隣の駒ヶ根市にある早太郎温泉10周年記念イベントのひとつとして、「赤そば花まつり」を開催、満開が予想される9/30には、15:00頃にJR飯田線の上り下りの列車がそれぞれ通過する時間帯に合わせて、アルプホルンの演奏も行なう予定だ。中央アルプスの千畳敷カールでは、草紅葉が見頃となり、木々の紅葉も進んでいる。秋の気配がひたひたと山里に降りてくる頃となった。

長野県上伊那郡中川村