宮城・大崎 松山御本丸公園 初秋を彩るコスモス園  2006.09.09

宮城県大崎市は、平成18年に古川市・松山町・三本木町・鹿島台町・岩出山町・鳴子町・田尻町の1市6町が合併して誕生した新しい市だ。旧松山町の小高い丘には、中世松山の千石城跡を公園として整備した御本丸公園があり、約7000平方mのコスモス園には、ポピュラーなピンク系のコスモスを中心に、約20万本が植えられている。花は5分咲きとなり、コスモス祭の頃にちょうど見頃となりそうだ。コスモスは爽やかな秋空に映える花、好天を期待したい。祭では、歌や踊りのステージイベントの他、”幻の人車”の乗車コーナーも設けられる(1人200円)。人車(じんしゃ)とは、大正末期から昭和初期にかけて利用された交通機関で、敷設された軌道上の客車を人の手で押す乗物。町の中心部と駅とを結ぶ2.5kmで使われ、当時としては重要な交通手段だったようだ。祭では、8人乗り用の客車を2人で押す、乗り心地は如何に。なお、公園の周辺施設でも様々な催しが行なわれ、豪商が来客時に用いたと言われる松山座敷蔵も一般公開する。幕末の三舟、高橋泥舟によると伝えられる掛け軸や襖絵も残る座敷蔵だ。また、市内の旧古川市にあたる羽黒山公園では、例年9月中旬から下旬にヒガンバナも開花する。

開 9/9〜10/9 8:30〜17:00 コスモス園開園
休 期間中無休
料 無料
備 9/16・17 コスモス祭り
   9/16・17 座敷蔵一般公開(松山座敷蔵)
交 JR松山町駅から徒歩約40分、車では約10分
駐 無料 約100台
所 宮城県大崎市
問 0229-55-2114 大崎市役所 松山総合支所 http://www.city.osaki.miyagi.jp/