長野・塩尻 甦った休耕地 満開迎えた そばの花畑 2006.09.01

長野県塩尻市は、北アルプス、中央アルプス、東山・高ボッチ山などを背景に田園地帯が広がり、レタスやブドウ、ワインなどの生産が盛んだ。一方、標高およそ850mの北小野地区では、山の斜面に広大なソバ畑が続き、純白の花がちょうど満開を迎え、来週にかけて花を楽しめそうだ。9/2には周辺で「上の原そば花まつり」を開催、そばすいとんの無料配布やオカリナコンサートも行なわれる。もともと一帯には、いくつもの休耕地が広がっていたが、”遊休荒廃地をなくし、美しい田園風景をいつまでも”という思いを持つ手塚さんが、土地を借り受け、農地集積をはかり、大規模なそば畑として甦らせた場所。まつりが終わった後には、真っ白なソバの花を詠んだ和歌や俳句の看板を畑に立て、野良句も鑑賞する予定だ。なお、市内の本山宿は、江戸時代の書物「風俗文選」に蕎麦切りのことが記述されたことから、今年は蕎麦切り発祥300年として、10月下旬に「塩尻そばまつり」も計画されている。また、花の見所、高ボッチ山では、今年はシカの食害でマツムシソウの開花は少ないが、ウメバチソウ、ノハラアザミ、ワレモコウなどが開花している。市内では、ブドウ狩りも始まり、秋の訪れが感じられるところだ。

開 
休 
料 
備 9/2 上の原そば花まつり  
交 JR小野駅から徒歩約15分
駐 無料 周辺若干あり
所 長野県塩尻市
問 0263-52-1548 塩尻市役所 http://www.city.shiojiri.nagano.jp/
   0263-57-7528 テヅカライス