新潟・長岡 雪国植物園 残していきたい 里山の世界 2006.06.15

新潟県長岡市を南北に流れる信濃川の西側には丘陵地帯が続き、その一画に広さ35haの雪国植物園がある。「次の世代に、昔懐かしい雪国の里山風景を残し、伝えていきたい」との思いから市民ボランティアが主体となって、10年かけて里山を再生し、1996年に開園した。木を切り林に光を入れ、農薬を一切使わないことにより、虫や草が増えてくれればと開園後も整備を続け、今では、822種の植物、40種のトンボや40種のチョウ、75種の野鳥や、ゲンジボタル、ヘイケボタルなどが見られる豊かな里山になった。今の時季は、木の花では、ヤマボウシやウノハナ(ウツギ)、草花では、カキツバタが盛りを迎え、ピンクのコシジシモツケソウの大群落、オオバギボウシ、ニッコウキスゲ、キオンなども開花、ノハナショウブもほころび始めたところだ。ササユリやヒメサユリは終わりとなってきたが、7月になれば3000本のヤマユリも開花してくるだろう。土・日曜にはガイドボランティアの方が2時間程かけて園内の様子を説明するので、いっしょに巡るとよいだろう。なお、ホタルは数は少ないが飛来が始まっている。

開 3月中旬〜11月中旬(2006年度 3/18〜11/12)
   9:00〜17:00
休 期間中無休
料 大人400円 こども50円
備 6/10〜6/30 ホタルの夕べ ※夜間開園18:50〜20:30(入園19:30まで)
交 長岡ICから車で10分、JR長岡駅からは車で30分
   JR長岡駅からバスで30分宮本3丁目下車、徒歩10分 ※便数少ない
駐 無料 80台
所 新潟県長岡市
問 0258-46-0030 雪国植物園 http://www.niks.or.jp/syokubut/