神奈川・横須賀 梅と日本水仙の香る 田浦梅の里 2006.03.03

神奈川県横須賀市の「田浦梅の里(かながわ花の名所100選)」は、三浦半島の小高い丘の斜面にある梅林。周辺には、「ほたるの里」もあり、まだ里山の風情が残る地域だ。1934年、今上天皇のご生誕を記念し、地元有志が梅林組合をつくり700本のウメを植樹したことが始まり。現在は近隣も公園として整備、白梅を中心に紅梅、薄紅梅、合わせて約2700本の梅の見所となった。遊歩道沿いには7万5000株のニホンスイセンも植えられ、可憐な花がちょうど満開を迎えている。ウメの花はようやく早咲きが満開、全体的には4分咲きとなり、まもなく一帯は、白やピンクの濃淡など優しい春の色あいに染まっていくだろう。ウメとスイセン、香りの二重奏も楽しみたい。坂道を登るにつれ展望が広がり、東京湾アクアラインや往来する船も望める公園には、アスレチック広場、キャンプ場、芝生広場もあり、家族連れでのんびり時間を過ごすこともできる。なお、田浦梅林の実を使った「梅ワイン」・「梅りきゅーる」は、横須賀の名産品のひとつだ。市内では、大楠山(標高241m)山頂付近の大楠平で、例年3月に約3万本のナノハナが楽しめるが、今年は開花が遅れ、ほんのちらほら咲き始めたばかり、こちらの見頃は3月中旬以降の見込みだ。

開 随時
休 無休
料 無料
備 2/26〜3/12 田浦梅林まつり
   3/5 たうら大道芸
交 JR田浦駅から徒歩20分
   京浜急行京急田浦駅からは、バスで7、8分田浦郵便局下車、徒歩15分
駐 なし
所 神奈川県横須賀市
問 046-861-5945 田浦梅の里管理小屋
   046-861-4181 田浦観光協会
   046-822-8333 横須賀市役所 http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/