青森・深浦 樹齢1000年の存在感 北金ヶ沢の大銀杏 2005.11.24

青森県の深浦町は、平成17年に岩崎村と合併、世界遺産「白神山地」の北側に位置する町。神秘的な青池をはじめとする十二湖や、JR五能線からの日本海の眺め、秘湯「不老ふ死温泉」などでも知られている。一方、町内では、縄文時代の遺跡が多数発見され、かつて帆船による日本海交易が盛んな時代には、北前船の風待ち湊としても栄えていた歴史を持つ。町の北部には、日本一の大イチョウと言われる、樹齢およそ1000年の「北金ヶ沢の大イチョウ(国の天然記念物)」がある。幹周り約22m、樹高約31mに及ぶ堂々たる姿。乳房にも似た気根が多く垂れ下がり、別名「垂乳根(たらちね)のイチョウ」。特に子育ての母親には、古くから崇拝され大切にされてきた神木だ。例年、イチョウの黄葉が始まるのは、気温も5度位に下がり雪も降り始める頃。今年は色づきが遅れていたが、ようやく黄色くなり始めてきた。週末には色づきも進み、見頃に近づく見込みだが、天気は来週にかけて風や雨の予報もあるのが、気がかりだ。晴れれば黄金色に輝くイチョウと岩木山を望むことができるかもしれない。

開 随時
休 無休
料 無料
交 JR北金ヶ沢駅から徒歩10分
駐 無料 約10台
所 青森県西津軽郡深浦町
問 0173-74-2111 深浦町役場 http://www.town.fukaura.aomori.jp/
   0173-74-3320 深浦町観光協会  http://www5.ocn.ne.jp/~naghisa1/