愛知・知立公園 明治神宮にゆかりある花菖蒲 見頃に 2005.06.03

愛知県知立(ちりゅう)市は、在原業平が詠った八橋のカキツバタで有名だが、6月の花の見所には、知立神社外苑、知立公園のハナショウブが挙げられる。知立神社は412年創建と伝えられ、江戸期には東海道三社にも数えられた由緒ある神社。明治神宮より譲り受けたハナショウブおよそ60品種、3万株は、かれこれ30年あまり、知立公園花菖蒲育成会の方々が丹精こめて世話をし続け、水辺で次々に花ひらいている。今年は涼しいため開花はやや遅れていたが、5分咲きとなり、今週末からそろそろ見頃を迎えそうだ。紫紺、紫、白、黄、藤色、紅色を帯びた花など日本的な色彩の花々が、緑の葉に映えて美しい。晴れた日は勿論だが、梅雨空に佇むハナショウブや、ライトに浮かび上がる花も風情がある。それぞれの表情を楽しみたい。なお、知立神社は5月に行われる「知立祭り」でも知られ、人形浄瑠璃や人形からくりを披露する山車が奉納される本祭(偶数年)と花車奉納(間まつり 奇数年)が交互に行われる。

開 随時
休 無休 
料 無料
備 5/25〜6/20 知立公園 花しょうぶまつり ライトアップ 21:00まで
交 名鉄知立駅から徒歩10分
   豊明ICからは車で15分
駐 無料 150台
所 愛知県知立市
問 0566-83-1111 知立市役所 http://www.city.chiryu.aichi.jp/