北海道・藻琴山温泉　芝桜公園　丘に続く花の絨毯　2005.05.27

北海道の東藻琴村は、屈斜路湖畔にそびえる藻琴山（標高1000m）の北側に位置し、総合レジャー施設、藻琴山温泉の芝桜公園が、花の名所として知られている。丘の斜面8haにわたり、シバザクラが続く景色は壮観だ。ピンクのシバザクラを中心に、紅や白のシパザクラも配し、南面には村の紋章が、西面には牛をモチーフとしたノンキーマークが浮かび上がる。南面はほぼ満開、西面は4分咲きとなり、1番の花の見頃は今週末から6月初めになりそうだ。開花期には、熱気球による空からの展望やミニSLも楽しめ、ピンクの花の合間を縫ってゴーカートもできる。他に釣堀やキャンプ場も備えられている場所だ。しかし、広大な芝桜の花園は、実は中鉢末吉さんが、地道に8haの山を8年かけて開墾し、シバザクラを1株1株手植えし、22年間世話し続けてきたことが母体となって、今に至っている。子育てと同じ様に手をかけ育てられた花園は、今年も愛らしい花をいっぱいに咲かせ、多くの人に幸せな時間をもたらす。

北海道網走郡東藻琴村