埼玉・長瀞　かたくりの郷　雑木林に軽やかな春の使者　2005.04.01

埼玉県長瀞町は、宝登山のロウバイに始まり、秋の七草寺に至るまで、花の名所の多い土地として知られている。現在、七草寺のひとつ、道光寺向かいの山の斜面では、ピンク色の花被片をひるがえし、可憐なカタクリの開花が始まっている。「長瀞かたくりの郷」は、一帯およそ1万坪（約3ha）に、約30万株のカタクリがあり、地域で大切に見守られてきた場所。地元の方達が遊歩道などを整備し、2001年から一般公開が始まった。今年は開花が遅れていたが、現在、花は5分咲き、見頃は4/5頃からになりそうだ。園内では、ニリンソウも花芽をつけ、カタクリが満開を迎える頃、ニリンソウも見頃を迎える見込み。サクラが咲く前に雑木林で繰り広げられる花たちの群舞を楽しみたい。なお、長瀞町内では、岩畳では、ユキヤナギが2、3分咲きとなり、こちらも週明けから見頃を迎えそうだ。さらに岩根神社のミツバツツジや、「日本さくら名所百選」に選ばれた長瀞の桜、法善寺の枝垂れ桜、大手の桜、北桜通り、南桜通り、通り抜けの桜などは、これから開花が始まり、開花情報から目が離せなくなる時期だ。（長瀞の桜　ライトアップ　・4/9〜4/17　北桜通り　・通り抜けの桜　4/23〜5/4）

埼玉県秩父郡長瀞町