鹿児島・仙巌園 雄大な桜島望む 寒緋桜と梅の咲く名園 2005.02.10

鹿児島県鹿児島市にある仙巌園(せんがんえん 別名 磯庭園)は、1658年、薩摩藩主の島津光久が、この地に別邸を建てたことに始まる、島津家ゆかりの名勝。御殿前庭からの桜島と錦江湾を借景とした豪快な眺めが印象的だ。お正月には、藁ぼっちに囲まれた冬ボタンが華やかに園内を彩り、今の時季は、50本のカンヒザクラや紅白合わせて300本のウメが花をほころばせる。今年は寒さが続き、開花がやや遅れていたが、現在、ウメは4分咲き。うつむき加減に花ひらく濃いピンクのカンヒザクラは、満開間近の木も中には見られ、全体では2分咲きとなった。穏やかな日が続き、開花が進むことを期待したい。園内では、「薩摩のひな祭り」で「薩摩の人形展」を開催中、2/26・27には「流し雛」、4/3には「曲水の宴」の行事があり、隣接する尚古集成館別館では、島津家伝来の「人形とひな道具展」を見学することもできる。夏になれば、様々な花姿を持つ変化咲きのアサガオも並ぶ「磯の朝顔展」、秋には「菊まつり」と季節ごとの催しも楽しみだ。

開 8:30〜17:20(11/1〜3/15) 8:30〜17:30(3/16〜10/31) 
休 無休
料 大人1000円 こども500円 
備 2/5〜4/21 薩摩のひなまつり
交 姶良I.C.から車で20分
   JR鹿児島中央駅から車で25分
   鹿児島空港からは車で40分
駐 500台(300円)
所 鹿児島県鹿児島市
問 099-247-1551 仙巌園
   島津興業 http://www.minc.ne.jp/shimadzu/