福岡・筥崎宮神苑花庭園 藁帽子内に 華やか冬牡丹 2005.01.01

福岡県福岡市には、日本三大八幡宮のひとつ筥崎宮(はこざきぐう)があり、家内安全や厄除け開運の神として親しまれてきた。創建は923年と伝えられ、1587年には豊臣秀吉が本宮に滞在し、箱崎大茶会を行なった記録も残っている。歌会からちょうど400年経った年に開園したのが、「筥崎宮 神苑 花庭園」。7000平方mの敷地内に、松、苔、石を組み合わせた枯山水の庭が造られ、250品種2200株の春ボタンをはじめ、2000株のシャクヤク、5000本のユリや、アサガオ、ハギ、キクや山野草など、四季折々の花や紅葉が彩りを添える。今の時季は、赤、白、ピンク、紫など40品種600株の冬ボタンが順次開花、元旦から藁帽子(わらぼっち)に囲まれた優雅な花を見ることができる。今年は開花が早めで、1/7あたりから見頃となりそうだ。他にカンアヤメ、ニホンスイセンが咲き、下旬にはフクジュソウも開花してくるだろう。園内には庭を眺めながらフランス料理を味わえる「レストラン迎賓館」もある。なお、毎年1/3には筥崎宮で、玉取祭(玉せせり)が行なわれる。

開 1/1〜2/28 9:30〜16:30(冬ぼたん期間中) 
休 冬ぼたん期間中 無休 
料 大人500円 中学生以下無料(冬ぼたん期間中) 
備 冬ぼたん期間以外の開園、休園、料金などは時期により異なる
交 地下鉄箱崎宮前駅から徒歩1分
   JR箱崎駅から徒歩15分
   福岡ICからは車で30分
駐 有料 200台(600円)
所 福岡県福岡市東区
問 092-651-1611 筥崎宮 神苑 花庭園 http://www.hanateien.co.jp/