福井・九頭竜峡・夢のかけ橋架かる九頭竜湖　紅葉見頃に　2004.11.05

福井平野から日本海へと注ぐ九頭竜川は、岐阜県との境、油坂峠付近を源とする。日本百名山のひとつ荒島岳（標高1523m）の山裾を川は流れ、V字谷を成している。上流部にあたる福井県和泉村の九頭竜湖、大野市の九頭竜峡はともに紅葉の名所。すでに見頃の時期を迎えているので、九頭竜湖は今週末まで、九頭竜峡も11/10頃までに訪れるのがよさそうだ。九頭竜湖は、九頭竜ダムによって生まれた人造湖。春は万本桜が見所となり、秋には深い緑色を帯びた湖水に周囲の色づいた木々が映える。国道158号線から湖畔の紅葉を楽しめるが、瀬戸大橋のモデルと言われ「夢のかけはし」として親しまれている箱ヶ瀬橋周辺で一息つくのがよいだろう。一方、九頭竜峡の見所は勝原から仏原ダム周辺。魚止、仏御前の滝などがある。なお、大野市の標高およそ1100mにある刈込池は、ブナやミズナラの原生林に囲まれた小さな池で紅葉の名所として知られているが、こちらはすでに見頃は過ぎ、向かう道すがらが見頃を迎えている。

福井県大野郡和泉村