千葉・京成バラ園　秋の庭　新品種のバラも仲間入り　2004.10.28

千葉県八千代市にある京成バラ園は、バラなどの植物の品種改良から、苗の生産販売、さらに造園なども手がける京成バラ園芸が持つバラ園。3万平方mのローズガーデンには、600品種7000本のバラが栽培され、そのうち秋にも咲く四季咲き品種のバラが見頃を迎えている。1年のうちでローズガーデンが最も華やぐのは、5月中旬から6月にかけてだが、深まる秋とともに色合いを増すバラ園もまた味わい深い。秋バラのシーズンは10月から11月、天候がよければ11月下旬まで花が楽しめそうだ。大温室では、2004年秋発表の新品種のバラも展示している。京成バラ園芸オリジナルでは、淡いピンクの”優花　ゆうか”、桃紅色の縁取りが華やいだ雰囲気を作りだす”ほのか”、花の中心に明かりを灯したような黄色を残す”和音　わおん”の3品種、他に大人びたグレーピンクの”ピンクフレンチレース”、チョコレートの花という意味がこめられている”チョコフィオーレ”など9品種、合わせて12品種を紹介、全品種一度に開花する訳ではないが、デビューしたての花たちを見ることもできる。「バラの花は世界の人々をつなぎ、夢と幸せを届ける」そんな思いもこめられ、花作りは続けられている。ローズガーデンに隣接して、新品種も含め約500品種のバラの苗も販売するガーデンセンター、レストランやカフェ、バラをモチーフにした品物を扱うショップ、各種セミナーを行なう施設もある。

千葉県八千代市大和田新田755