兵庫・氷上　清住の郷　山間に広がるコスモスの花畑　2004.10.01

兵庫県氷上町は、県の中央東部に位置し、標高数百mの山々に囲まれた静かな山里。町内を東経135度の子午線が通過する。石生（いそう）地区には、日本海側と瀬戸内海（太平洋）側、それぞれに降った雨が分かれて流れていく境目、日本一低い中央分水界「水分れ」、標高95.45mの地点もある。一方、清住（きよずみ）地区では、春先には可憐なカタクリが花を咲かせ、秋になると7haの休耕田一面にコスモスの花畑が広がる。今年は台風や長雨のため、丈は低めで開花も遅れているが、ようやく開花が始まってきた。10/3・11にはコスモスまつりも行なわれる。開花数が増えることを期待したい。見頃を迎えるのは今のところ10月中旬以降の見込みだ。こんもりした山の麓に広がる花畑では、ピンクや白、紅色などの秋咲き大輪コスモスの他、イエローキャンパス、オレンジキャンパス、シーシェルミックスなども栽培している。なお、町内は川も多く、地理的条件から霧が発生しやすく、寒くなると早朝には、雲海につつまれることも多い。

兵庫県氷上郡氷上町（2004年11月から丹波市）　※休耕田のため、年により多少場所が異なる