群馬・多々良沼 オニバス・アサザ・ガガブタ見頃に 2004.08.20

群馬県館林市の西端、邑楽町との境に位置する多々良沼周辺は、冬期にはハクチョウが飛来する地域。昭和30年代位までは、沼ではオニバス、アサザ、ガガブタなどの水生植物が見られたが、環境の変化などにより、いずれも絶滅している。そこで、水辺に花の姿を再びと、県立都市公園の自然観察エリアとして一帯を整備する中で、「多々良沼自然公園を愛する会」など地域のボランティアの方を中心に、今年5月にこれらの植物を池に植栽した。花はちょうど見頃の時期を迎え、今月中は楽しめそうだ。印象的な紫色の花を咲かせるオニバス、可憐な黄色いアサザや白のガガブタなど、午後になると花がしぼんでしまうため、花を見るには9:00頃に訪れるのがよいだろう。他に貴重な食虫植物のムジナモやヒメシロアサザ、ヒシなども見られる。なお、近くには、館林市が整備し、アカマツ林の中に37の作品が点在する「彫刻の小径」があり、さらに「群馬県立館林美術館」では、『木でつくる美術 6/26〜9/5』を開催中、こちらも立ち寄ってみたい。市内の上赤生田町にある蛇沼では、自生のオニバスも開花している。

開 /※整備中につきご注意ください
休 
料 
交 東武鉄道多々良駅から徒歩20分 館林ICからは車で10分
駐 周辺無料約20台(彫刻の小径)
所 群馬県館林市
問 0276-72-4111 館林市役所 http://info.city.tatebayashi.gunma.jp/
   群馬県庁都市施設課 http://www.pref.gunma.jp/h/08/city_park/park_main.html
   群馬県立館林美術館 http://www.gmat.gsn.ed.jp/