長野・鍋倉高原　千曲川望む　ピンクと紫のラベンダー園　2004.07.15

長野県と新潟県との県境には、ブナの森で有名な鍋倉山（標高1289m）をはじめとする関田山脈が連なる。長野県側の中腹、標高およそ700mの飯山市鍋倉高原には、広さ4000平方m程の「なべくら高原　ラベンダー園」がある。ブナ林を背に前方には、毛無山、上の平、志賀高原の山々の眺望が、眼下には千曲川の流れも見渡せる所だ。園内ではピンクや紫のラベンダーがちょうど最盛期を迎え、ヤナギランも見頃となっている。7/17・18の祭りでは花摘みも行なわれるので、今週末までに訪れるのがよさそうだ。農業を営む江口さんが、15年程前から地域の活性化になればと始めたラベンダー園は、花と展望と、ブナの梢をわたる風を充分に楽しんで欲しいという心意気で続けられている。園内では、林内に湧く清水も引き入れているので、一息つけそうだ。近くの「なべくら高原　フラワーパラダイス」では、ヘメロカリスが開花を始め、関田峠まで足をのばせば、目前に緑が広がる光ヶ原牧場の台地、妙高、火打、黒姫の山々や日本海も展望できる。なお、鍋倉高原には、訪れる人たちと地域の人とを結ぶ「なべくら高原　森の家」があり、里山を生かした体験や活動が各種行なわれている。関田山脈については、「信越トレイルクラブ」のNPO活動も始まっている。

長野県飯山市