宮崎・えびの高原 雨空に咲く ミヤマキリシマの花 2004.05.20

宮崎・鹿児島両県にまたがる霧島連山は、パノラマ風景と火口湖の多さで知られている。連山の北部にあたる宮崎県えびの市、「えびの高原」は、標高およそ1200m、秋には火山ガスによりエビ色に染まるススキが見られ、初夏には色鮮やかな紅紫色のミヤマキリシマが楽しみな場所だ。つつじヶ丘は、6haに3万本のミヤマキリシマが自生する地域。天候がぐずついているため開花が進まず、まだちらほら咲き。見頃は5月下旬から6月初めになりそうだ。一方、近くの硫黄山の岩場付近では、地熱が高いためか早くも見頃を迎えている。また霧島連山、中岳の群落地でも、すでに花は満開、これからは新燃岳の方に見頃は移っていきそうだ。ミヤマキリシマは、山上では特に風の影響もあり、這うように横へと枝を伸ばし、花の絨毯を広げる様子が見られる。なお、今年から、えびの高原と高千穂河原を結ぶ巡回バス路線が生まれたのは、霧島連山縦走者にとっては朗報だ。高原は新緑もシーズン。数は多くないが、白いハイノキも開花をしている。

開 随時
   9:00〜17:00(えびのエコミュージアム)
休 無休
料 無料
備 5/22〜6/6 えびの高原つつじまつり
交 JR小林駅からバスで55分えびの高原終点下車  
駐 えびの高原 有料200台(410円)
所 宮崎県えびの市
問 0984-33-3002 えびのエコミュージアムセンター
   0984-35-1111 えびの市役所 http://www.city.ebino.miyazaki.jp/
   0995-57-2505 高千穂河原ビジターセンター http://www4.synapse.ne.jp/visitor/