東京・旧古河庭園 石造りの洋館と緑に映えるバラ花壇 2004.05.14

東京都北区にある都立旧古河庭園は、武蔵野台地の傾斜地を効果的に利用して造られ、和洋の庭園美に触れることができる場所。石造りの洋館と洋風庭園は、鹿鳴館やニコライ堂などを設計したジョサイア・コンドル、日本庭園は平安神宮神苑や円山公園を作庭した小川治兵衛による。大正初期の庭園を知る上でも貴重な存在だ。テラス式庭園と呼ばれる三段のゆるやかな階段状の庭園では、バラの花がちょうど見頃を迎えている。園内には、アンネ、シルエット、黒真珠など90種180株のバラがあり、今年は新たに琴音、熱情、アブラカダブラなど15品種ほどを植栽した。バラの見所としては、花数が多いとは言えないが、落ち着いた色調で英国貴族の邸宅を思わせる建物を背景に、刈り込まれた木々の緑と、華やかなバラとの調和が秀逸だ。本日からライトアップも始まり、夜間の幻想的な雰囲気を楽しむこともできるだろう。期間中の土・日曜には、「春バラの音楽会」も開催される(予約不要 雨天中止)。

開 9:00〜17:00
   5/14〜5/23 ライトアップ期間中 9:00〜21:00(入園20:30)
休 年末年始
料 大人150円 こども70円
備 5/15・16・22・23 春バラの音楽会
交 JR上中里駅・地下鉄西ヶ原駅から徒歩7分
   JR駒込駅からは徒歩12分
駐 なし
所 東京都北区
問 03-3910-0394  旧古河庭園
   東京都の公園案内 http://www.tokyo-park.or.jp/