三重・青山高原　ツツジと展望広がる高原のハイキング　2004.05.07

三重県青山町、白山町、久居市、大山田村、美里村にまたがる青山高原は、標高700〜800m付近、15kmにわたり、ゆるやかな起伏が続く高原地帯。室生赤目青山国定公園の一画を成す。春はミツバツツジ、モチツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジなどが高原を彩り、秋にはススキの銀波が揺れる。展望のよさでも知られている所だ。高原では鮮やかなツツジの花が5分咲きとなり、緑の木々とのコントラストが初夏を感じさせる。来週には見頃を迎えそうだ。標高756mの三角点からは、山々ばかりでなく、眼下には伊勢湾や知多半島、さらに幸運であれば富士山を望むことができるかもしれない。近年は高原北部に風力発電のため、直径50mもの風車が林立するようになり、新しい時代の景観も加えられている。尾根道はドライブやツーリングのルートともなっているが、周辺には東海自然歩道などハイキングコースがあるので、ゆったりと自然のテンポに合わせるように歩いてみたい。奥山愛宕神社のブナの原生林は、すでに新緑の季節を迎えている。

三重県名賀郡青山町