岐阜・飛騨　ニコイ高原　白樺林と水芭蕉咲く別天地　2004.04.24

岐阜県北部の飛騨市は、平成16年2月、吉城郡の古川町、河合村、宮川村、神岡町の4町村が合併して生まれた市名。旧宮川村にあたるニコイ高原は、奥飛騨数河流葉県立自然公園の一画をなし、標高およそ1000mに位置する池ヶ原湿原は、5haの広さに20〜30万株のミズバショウが自生する有数の群生地。シラカバ林や黄色いリュウキンカの群落も見られる花の別天地だ。雪解けが進んだ湿原では、水辺の白い妖精ミズバショウが、例年より1週間程開花が早いため、そろそろ見頃になってきた。これからGW前半までに訪れるのがよさそうだ。木道を歩きながら、湧水地のすがすがしい空気感を味わいたい。なお、国道から池ヶ原湿原へ向かうルートは現在、北側の塩屋部落からとなり、南側の種蔵、菅沼経由で向かう道は途中が工事中のため通れず、復旧の見通しもたっていない。菅沼地区には、石積みの棚田「かおり風景100選　種蔵棚田の雨上がりの石積」もあるので、時間があれば立ち寄りたい。

岐阜県飛騨市