大分・竹田 瀧廉太郎ゆかりの岡城跡に 桜の花ひらく 2004.03.26

大分県竹田市は、阿蘇、久住、祖母の山々を望む、古くからの城下町。鎌倉時代に築城され、江戸時代には岡藩7万石の居城であった岡城の石垣が、断崖の上に今も残る。岡城跡は、竹田で少年期を過ごした明治の作曲家、瀧廉太郎の名曲「荒城の月」のモチーフになった場所とも言われている。周辺にはソメイヨシノを中心に約1500本のサクラがあり、今年は花がほころび始めたところで、気温が低い日が続き開花が進まなかったが、ようやく4分咲き、来週初めから月末にかけて見頃を迎えそうだ。満開の桜、あるいは散りゆく花に、曲の旋律を重ねて思いを馳せてみるのもよいだろう。4/4には「岡城桜まつり」で賑やかに大名行列も行なわれる。一方、市内では11月中旬に、「もみじフェスタ 竹楽」と題し、武家屋敷通りや神社の参道、十六羅漢などに合わせて2万本の竹灯籠が置かれる。寺の梵鐘を合図として点灯された竹明りが、夕暮れとともに闇に浮かび上がる幻想的な情景が繰り広げられる。紅葉が色づく頃にも訪れてみたい土地だ。

開 9:00〜17:00
休 無休
料 大人300円 小・中学生200円 こども100円
備 4/4 岡城桜まつり
交 JR豊後竹田駅から徒歩20分
駐 無料 120台
所 大分県竹田市
問 0974-63-4807 竹田市役所 http://www.city.taketa.oita.jp/
   0974-63-2638 竹田市観光協会 http://www9.ocn.ne.jp/~takekko/