長崎・島原城 白亜五層の天守閣と 見頃迎えた紅梅 2004.02.19

長崎県島原市のシンボル、島原城は、安土桃山様式の端正な白い五層の天守閣で知られている。もともとは1618年から7年の歳月をかけ築かれた城だが、1637年に島原の乱が起こる元になったとも言われる程、立派な城構えだった。4氏19代にわたる居城は明治時代に廃城となり、現在目にする姿は、1964年に再建された天守閣、三層の櫓などだ。一方、有明海や眉山を望む島原城は、九州では最も早くウメが咲く見所のひとつ。今年は雪が降るなど寒い日も続き、昨年より10日程遅れて、ようやく見頃を迎えた。28本の紅梅はすでに見頃となり、257本の白梅は半分程が開花、清々しい香りが辺りに漂う。白壁の天守閣と花との対比を楽しむなら、紅梅が見頃のうちに訪れたい。穏やかな日には、城内の資料館の他、近くの武家屋敷や掘割に鯉の泳ぐ町並みを歩いたり、島原名物、白玉団子の「寒ざらし」を味わうのもよいだろう。なお、梅の季節が過ぎても、城の周辺や堀端などに咲く250本のサクラや、1万5000株のハナショウブ、2000株のハスと花暦は続いていく。

開 島原城跡公園 6:30頃〜19:00
   天守閣(キリシタン史料館) 9:00〜17:00
休 天守閣 年末年始
料 島原城跡公園 無料
   キリシタン史料館・西望記念館・観光復興記念館共通券 大人520円 小・中・高校生260円
備 3/27・28・4/3・4 春のお茶会
交 島原鉄道島原駅から徒歩7分
駐 島原城跡公園 310円 120台(9:00〜19:00)
所 長崎県島原市
問 0957-62-4766 島原城
   0957-63-1111 島原市役所 http://www.city.shimabara.nagasaki.jp/