神奈川・鎌倉 新春迎える 鶴岡八幡宮の冬牡丹 2004.01.01

神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮は、1063年に源氏の氏神として由比ヶ浜に祀られたのが始まり。その後現在の地に移し、1191年には鎌倉幕府の宗社としての形を整え、国家鎮護の神として祀られるようになった。例年、三が日には200万人が訪れ、花の見所としても名高い。神苑(ぼたん園)では、春にはおよそ2000株のボタンが次々に花ひらく。一方、今の季節は赤、白、ピンク、赤紫など、500株の冬ボタンが順次庭園を彩る。見頃も近づき、元旦からいよいよ公開が始まる。わらぼっち(藁帽子)で囲まれた花は、初春を寿ぐ、華やかさを醸しだし、独特の情感を呼び起こす姿だ。今年はうっすら雪化粧した庭と冬ボタンを同時に楽しむ機会は、あるのだろうか。なお、本宮社殿は2003年11月に屋根葺替え、漆塗替えの工事が終了している。新たな気持ちで参拝したい。鶴岡八幡宮では、1/1早朝5:30から歳旦祭、1/1〜1/7御判行事、1/4手斧始神事、1/5除魔神事、1/12成人祭など諸行事が続く。神苑ではロウバイやスイセンの花も咲き始めた。

開 ボタン園 1/1〜2月末(開花の状況による) 9:00〜16:30
休 ボタン園 開園期間中無休
料 ボタン園 大人500円 中・高校生200円
交 JR・江ノ電鎌倉駅から徒歩10分
駐 有料 50台(400円)
所 神奈川県鎌倉市
問 0467-22-0315 鶴岡八幡宮 http://www.hachimangu.or.jp/index2.html