北海道・上士幌 糠平湖畔の紅葉と 旧国鉄アーチ橋梁群 2003.10.03

北海道上士幌町は、東大雪の山々を有し、手つかずの自然を残す町。日本一のナイタイ高原牧場があり、1700haの雄大な景色も魅力だ。近年は、夏と冬に開催されるバルーン大会でも知られるようになった。南北には森林地帯を抜けて国道273号線が走り、道沿いの糠平湖では、紅葉のシーズンが始まっている。原生林に囲まれた湖面には、トドマツ、エゾマツなどの針葉樹と、色づいたモミジやナナカマド、シラカバが映りこむ。週末あたりから見頃となりそうだ。湖周辺には、音更川橋梁、11連のアーチを描くタウシュベツ川橋梁など、「旧国鉄士幌線コンクリート橋梁群(北海道遺産)」も存在する。特にタウシュベツ川橋梁は、発電のためダム湖の水位が下がる真冬から姿を現し始め、春には全貌を見せるが、夏から秋にかけて水没していき、現在はわずかに上部を残すだけ、まもなく水中に姿を消す”幻の橋”だ。南部の糠平温泉街には、「上士幌鉄道記念館」や、「東大雪自然ガイドセンター」もあるので、湖周辺の情報を得てから行動したい。

開 随時
休 無休
料 無料
交 JR帯広駅から車で1時間30分 音更帯広ICからは車で1時間10分
駐 周辺無料 湖畔10台 ダム周辺20台
所 北海道河東郡上士幌町
問 01564-2-2111 上士幌町役場 http://www.town.kamishihoro.hokkaido.jp/
   ひがし大雪アーチ橋友の会 http://www3.ocn.ne.jp/~arch/