奈良・榛原 室生古道 仏隆寺の石段脇に咲く 彼岸花 2003.09.19

奈良県榛原町にある仏隆寺は、850年、空海の弟子堅恵により創建された古刹。室生寺とは末寺の関係にあたる。大和茶発祥の地とも言われ、空海が唐から持ち帰った茶臼が寺宝として残る。一方、山門へと続く197段の石段脇では、春には、樹齢およそ900年の桜の巨樹が花ひらき、秋には真紅のヒガンバナが両脇を染める。花の寺としても名高い所だ。真っ赤なヒガンバナの花は3、4分咲きと開花が始まり、9/24頃には見頃を迎える見込み。石段の上へ上へと続く花は、寺へと導くかのようだ。花の咲き揃う時期を楽しみにしたい。山門を入ると、中では現在、白や黄色のヒガンバナも見ることができる。なお、室生寺へは、直線にしておよそ4km離れ、山あいを抜けるハイキングコース、室生古道(全行程7.8km)が続く。時間があれば、山里の景色を眺めながら、歩いて行くのもよいだろう。町内には他に.東海自然歩道・展望の道、伊勢本街道・旅人の道などのコースもある。

開 拝観 9:00〜17:00
休 無休
料 ・入山料 100円 ・拝観料 300円
交 近鉄榛原駅からバスで10分高井下車、徒歩30分
   針ICからは車で30分
駐 無料 20台
所 奈良県榛原町
問 0745-82-2714 仏隆寺
   0745-82-1301 榛原町役場 http://www.town.haibara.nara.jp/