青森・田舎館 水田のキャンバスに モナリザ微笑む 2003.08.13

津軽平野の南部にある青森県田舎館村は、弘前市に隣接し、東に八甲田山、西に岩木山を望む田園風景が広がる。村には、古代の遺跡が多く、特に弥生時代中期末の水田跡が656枚も発見された垂柳遺跡が有名だ。はるか昔からイネが栽培されていた地域だが、今の時期、村役場の近くには、一風変わった田んぼが出現している。水田を大キャンバスに見立て、3色のイネで”モナリザの微笑”が描きだされた、ユニークな稲作アートだ。広さ3500平方mには、5/25に田植えが行なわれ、古代米の「紫稲」、「黄稲」と現代品種の「つがるロマン」が生育中。8月中旬まで、絵柄がくっきり浮かび上がる見頃の時期が続く。清々しい緑の稲と「紫稲」、「黄稲」の対比が見事だ。今年は生育が遅れ、これから花が咲き、穂が実るようになると、色合いも微妙に変化、背景は黄金色のキャンバスに様変わりし、9/28の稲刈りイベントを迎える。大画面を一望できるのは、村役場の上にある展望台(天守閣)から。HPでも画像が順次更新されていく。

開 随時 
   村役場展望台 9:00〜16:30 9/28まで毎日
休 9/28まで無休
料 無料
備 9/28 稲刈りイベント
交 JR弘前駅からバス30分畑中または田舎館下車、徒歩3分、JR川部駅からは車で5分
   弘南鉄道田舎館駅からは徒歩30分
   黒石ICからは車で15分
駐 無料 役場駐車場 約200台
所 青森県南津軽郡田舎館村
問 0172-58-2111 田舎館村役場 http://www.vill.inakadate.aomori.jp/