長崎・対馬 ハクウンキスゲ オニユリ咲く豆酘崎 2003.07.18

長崎県の対馬は、九州本土と朝鮮半島との間に浮かぶ国境の島。大観民国の釜山までは49.5km、一方、福岡市までは、147kmの距離にある。古代から大陸の玄関口として、朝鮮半島との交流があり、鎖国の時代にも、貿易が続けられていた歴史を持つ。今の季節、厳原町(いづはらまち)では、黄色いハクウンキスゲが最盛期を迎えている。ハクウンキスゲはニッコウキスゲと同じユリ科の植物。島の南端、豆酘崎(つつざき)の西海岸斜面に群落が見られる。追いかけるように朱いオニユリも混在して咲き始めたところだ。対馬には、かつて金色の見事な花を咲かせるオウゴンオニユリも自生していたが、今は取り尽くされてしまい、民家の庭で見られる位になってしまったのは、残念。対馬の地理的特性から、貴重な動植物も生息する環境を、守り続けていきたいものだ。島内では、ピンクの可愛らしい花を咲かせるネムノキもシーズンを迎えている。なお、町内では、8月第1土・日曜に恒例の「厳原港まつり・対馬アリラン祭」を開催する。

開 随時
休 無休
料 無料
備 8/2・3 厳原港まつり・対馬アリラン祭
交 厳原港から車で50分
   対馬空港からは車で1時間
駐 周辺 無料約50台 
所 長崎県下県郡厳原町
問 09205-2-1211 厳原町役場 http://izuhara.tsushima-is.org/