山形・飯豊　散居風景と　山裾彩る　どんでん平ゆり園　2003.06.25

山形県飯豊町は、南西部には、飯豊山地の山並みが続き、北東部には、水田と屋敷森から成る散居集落が広がる。「第一回美しい日本のむら景観コンテスト」を受賞した、稲作りが続く土地ならではの風景だ。萩生地区の水田地帯から一歩山寄りには、どんでん平ゆり園があり、赤、白、黄色、オレンジ、ピンクなど色とりどりの花が咲き始めている。今年は、公園全体の広さを1haから7haに拡張、ユリも120種50万本へと規模を増やした。現在、スカシユリなどが開花し、園全体では6分咲きとなっている。6月末から7月初めにかけて1番の見頃となりそうだ。園内の花風景を楽しんだ後には、山道を上って、展望台から散居風景を眺めるのもよいだろう。なお、町内の白川ダム湖周辺には、県の施設「源流の森センター」があり、豊かな森と関わり、学び、遊ぶ各種体験プログラム、イベントなどを開催している。飯豊町近辺ては、500種100万本と言われる長井市のあやめ公園が最盛期を迎えているので、こちらもどうぞ。

山形県西置賜郡飯豊町