富山・頼成の森　杉木立につつまれた　花菖蒲の別天地　2003.06.18

富山県砺波市の県民公園頼成の森（らんじょうのもり）では、梅雨の季節に入り、ハナショウブが次々に開花している。全国森林浴の森100選のひとつ、頼成の森は、総面積が115ha、立山杉や市の木である増山杉が茂る森林公園だ。6haの水生植物園には、580品種70万株のハナショウブが植えられ、緑に囲まれた花園は、一際華やぐ。現在、早咲きから見頃となり、まつり期間中に訪れるのがよさそうだ。6月下旬になれば、1万株のアジサイも彩りを増してくるだろう。公園内には、バーベキュー広場や芝生広場、フィールドアスレティック、森林科学館などがある他、各所に遊歩道が造られ、野鳥や昆虫など自然観察に訪れる人も多い。高台に登れば、立山連峰や日本海、散居村の佇まいが美しい砺波平野も眺めることができる。季節に応じて、自然教室や森林・林業教室、木工体験なども行なわれる。なお周辺には、地元の山菜や木工品などを販売する森林組合の「もりもりハウス」があるので、立ち寄ってみてはいかが。

富山県砺波市