福岡・宮地嶽神社 古民家に彩り添える 花菖蒲 2003.06.04

福岡県津屋崎町の高台に位置する宮地嶽神社は、およそ1600年前に創建と伝えられる歴史を持つ神社。境内の奥には、6世紀末から7世紀初めとされる古墳が発見され、巨大な石を積み重ねて造られた石室が今も残る。現在内部には不動明王が祀られ、年に3回のみ公開している。拝殿前には、日本一の大きさを誇る長さ13.5m、重さ5tの大注連縄(おおしめなわ)が架けられ、さらに年明けとともに打ち鳴らされる直径2.2mの大太鼓や直径1.8mの大鈴もあり、商売繁盛・交通安全・家内安全の神様として、親しまれている。宮地嶽神社は、花の見所としても名高い。早春のカンヒザクラに始まり、ソメイヨシノやエビネラン、ボタン、フジ、ツツジと花暦が続く。今は、しっとりとした風情を持つハナショウブの季節。100種5万株の花は5、6分咲き、週末には1番の見頃を迎えそうだ。一画には、合掌造りの建物など、移築、復元した民家村自然広苑があり、濃淡の紫や白い花と相まって、日本的な情緒を醸しだしている。

開 随時
休 無休
料 無料
備 5/31〜6/10 菖蒲まつり
交 JR福間駅から車で5分 西鉄宮地岳駅からは徒歩10分
駐 無料 500台
所 福岡県宗像郡津屋崎町  (現 福岡県福津市) 
問 0940-52-0016 宮地嶽神社 http://www.miyajidake.or.jp/