徳島・神山 岳人の森に 春を彩る しゃくなげの花 2003.05.01

徳島県の神山町は、果樹栽培が盛んな町。早春には、淡いピンクのウメが、5月なかばには、白いスダチの小さな花が山里に香りを運ぶ。今の季節は、標高およそ900mの山懐、「シャクナゲの里 岳人の森キャンプ場」で、シャクナゲの花がちょうど見頃を迎えている。自然の森に囲まれた敷地内には、山田勲さんが昭和51年の開設前から、1本1本増やし育ててきた約1500本のシャクナゲがあり、今年は、花の付きがとてもよいと話す。標高差があるため、5月下旬まで、順次花を楽しめそうだ。他に、カタクリやアケボノツツジなども咲いている。山田さんは、自然と人間との共生をはかりながら、活動しようとし、吉野川を望む山腹には、剣山スーパー林道ツーリングのベースキャンプとなるキャンプ場や山荘を建てた。山野草の観察会も年に数回行ない、山を訪れる人との交流の場をもっている。林道沿いの花情報にも詳しいので尋ねてみるとよいだろう。なお、町内の神山スキーランドホテルでは、20年前から敷地内の杉林で育ててきたエビネが見頃に近づいている。こちらも立ち寄りたい。

開 しゃくなげ園 4/26〜5月下旬  9:00〜17:00
休 しゃくなげ園 期間中無休
料 しゃくなげ園 大人400円 こども300円
備 キャンプ場 3/15〜1/15
交 JR徳島駅から車で1時間30分
駐 見学者駐車料無料 約100台
所 徳島県名西郡神山町
問 088-677-1147 岳人の森キャンプ場
   088-677-0126 神山スキーランドホテル
   088-676-1111 神山町役場 http://www.town.kamiyama.tokushima.jp/