大分・緒方　原尻の滝周辺に　のどかなチューリップ畑　2003.04.15

大分県緒方町は、南に百名山の祖母山（標高1756m）や傾山がそびえ、祖母山麓川上渓谷は森林浴の森百選に挙げられる、豊かな自然を有する町だ。一方、北部ののどかな田園地帯には、祖母山を源とする緒方川が流れ、その水が突然垂直に落下するのが「原尻の滝」（日本の滝百選）。高さ20m、幅120mにわたる馬蹄形の滝が、平野部に突如姿を見せるとは、ちょっと想像外の存在だ。今の季節、滝の周辺には、赤、白、黄色、ピンクなど陽気なチューリップ畑が広がっている。変わり咲きを含め、150種43万本の花畑では、チューリップフェスタを開催中。カラフルな花はピークを越えつつあり、早咲きの中には、散り始める花も出ているので、早めに訪れるのがよいだろう。なお「道の駅　原尻の滝」の滝の館からは、チューリップ畑と原尻の滝、祖母山まで見渡せる。他にも町内には、農村景観百選の上自在地区があり、緒方井路や水車などの特長ある景色が見られる。棚田百選の軸丸地区、石橋群や石仏などを巡り歩くのも楽しみだ。

大分県大野郡緒方町