福井・三方五湖　湖畔は梅の名産地　7万5000本の白梅　2003.02.27

福井県三方町には、名勝三方五湖がある。淡水湖の三方湖（みかたこ）、汽水湖の水月湖（すいげつこ）、菅湖（すがこ）、久々子湖（くぐしこ）、塩水湖の日向湖（ひるがこ　美浜町）から成り、水質や深さが異なることから、水の色あいにも違いが見られ、多様な生物を有する環境だ。三方湖〜久々子湖間は、4つの湖を巡る遊覧船も運航されている。今の季節の見所は、水月湖周辺の梅林。梅干・梅酒などに用いられる食用のウメで、合わせておよそ7万5000本の白梅が4〜7分咲きになった。3/1・2には、「梅まつり」も開催、早春の光を浴びてきらめく湖面と、湖畔に続く梅林の花景色を楽しみにしたい。場合によっては、雪を残す山が望めるかもしれない。町内のドライブコースでは、レインボーライン、梅丈岳から三方五湖、日本海の展望がひらける。自然遊歩道やサイクリングコースを巡り、久々子湖や菅湖でカモ類やワシなどのバードウォッチングもいいだろう。さらに「三方町縄文博物館」や昨年7月には、「みかた温泉レピアの湯」もオープンなど、観光情報の多い町だ。

福井県三方郡三方町