岐阜・郡上八幡 つややかな赤い南天の実で 町おこし 2002.12.06

岐阜県八幡町と言えば、名水百選「宗祇水(そうぎすい)」があり、街の暮らしに川の流れがとけ込む、しっとりした城下町だ。今の季節には、山あいの安久田(あくだ)地区、大規模林道沿いの斜面で、お正月を彩るナンテンの実が、真っ赤に色づいている。11月なかばから見頃を迎えた実は、12月上旬が出荷の最盛期。町内合わせて約15ha、115戸の農家が栽培する「郡上ナンテン」は京阪神市場の6割を占める程だ。”難を転ずる”ナンテンで町おこしをはかろうと、3回目の「ふるさと南天まつり」も開催する。ナンテンのアレンジメント、リース、寄せ植えの教室、ナンテンの房や地元農産物の即売などを行う。また、来週末からお正月にかけて、商店街の店先に、「ナンテン玉」(ナンテンの房を直径20〜60cmの球状のかご全面につけた飾り)も吊るす。飾りは、しばらく鮮やかな色合いを保つ。大寒の日や2月はじめに行われる「郡上本染め 鯉のぼり寒ざらし」などとともに、新たな郡上八幡の冬の風物詩になるかもしれない。

開 
休 
料 
交 長良川鉄道郡上八幡駅から車で20分
   郡上八幡ICから車で30分
駐 特になし
所 岐阜県郡上郡八幡町
問 0575-67-1815 八幡町役場 http://gujo-hachiman.jp/
備 12/14・15 郡上八幡ふるさと南天まつり(郡上八幡旧庁舎記念館)