長野・箕輪ダム　もみじ湖畔に植えられた若木1万本　2002.10.31

長野県箕輪町は、中央アルプス、南アルプスを仰ぎ、春は伊那梅苑のウメ、9月には赤ソバの花咲く里として知られている。今の時季は、天竜川上流にあたる箕輪ダムが、紅葉のシーズンを迎える。箕輪ダムは、平成4年に完成した、5市町村に水を送る水源地。ダムの底に沈む地区に住む方が、『湖を日本一のもみじの名所に』と願って、ダムが完成する前から、町に苗木を寄付し、以後町民の方たちも植林に加わり、今では約1万本のモミジが湖周辺を彩るようになった。現在、ダムは「もみじ湖」の名前で親しまれ、公園やキャンプ場などが作られ、「全国水の郷百選」にも選定された。これからも木の成長が楽しみな所だ。紅葉がそろそろ見頃を迎える11/4には、「箕輪ダムもみじ湖まつり」が開かれ、温泉水を用いた1000人分の”みのわ温泉きのこ汁”も振舞われる。なお、町内西部には、「みのわ温泉　ながたの湯」があり、南アルプスの展望も可能だ。また、11/3には、赤そばの里周辺で、「留美庵そば祭り」も行われる。

長野県上伊那郡箕輪町